Work
13『マチネの終わりに』
Publication date: 2016/04/08
「今世紀の最も美しい恋愛小説」と絶賛され、今も幅広い読者に愛され続けるベストセラー!
イラク戦争、難民問題、リーマンショック、東日本大震災、……と、00年代後半から10年代初頭にかけての世界史的な事件を背景に、「天才」ギタリスト蒔野聡史とジャーナリスト小峰洋子との愛と孤独を描き、新聞連載時から異例の反響を巻き起こした長篇。恋愛のみならず、親子愛、師弟愛、友愛、祖国愛など、対立と分断が進む社会の中での人間関係の有り様を、格調高く、優美な文体で描いた。分人主義的な人間観、世界観の美的な成果であり、また『葬送』以来の音楽小説としても歓迎された。50万部超のベストセラーとなり、初の映画化。渡辺淳一文学賞受賞。
Special Page
First Appearance
『毎日新聞』朝刊 2015年3月1日 - 2016年1月10日
Awards
渡辺淳一文学賞